造成地は盛土か切土かで、地盤の強さが全然違う

宅地造成における盛土と切土とは?

宅地以外の土地を宅地に変えるために行う土地の形質の変更を、宅地造成と言います。宅地とは、農地や牧草地をはじめ森林や公共施設用地を除く土地のことです。たとえば、果樹園や山林を造成して住宅地にするような場合を宅地造成と言います。宅地造成は、土砂崩れや地盤沈下などの災害を引き起こす可能性があるので、宅地造成等規制法により、行政機関の許可がないと着手できません。切土や盛土も、宅地造成に当たる場合があります。切土とは、傾斜地の土を切り出して土地を平らにすることです。切土をして高さ2メートルを超える崖ができた場合には、許可が無ければ工事をすることができません。一方、盛土は傾斜地や低地に土砂を盛り上げて平らにする作業を指します。盛土により高さ1メートルを超える崖ができる場合も、許可を得なければなりません。

切土と盛土はどちらの地盤が強いか?

さらに、切土と盛土を同時に行う場合には、盛土部分の崖が1メートル以下でも、切土部分と併せて全体が2メートルを超える高さになれば、許可が必要です。それから、切土が2メートル以下、または盛土が1メートル以下であっても、面積が500平方メートルを超えるなら、許可が必要になります。このように、宅地造成における切土や盛土には、厳しい制限がかけられています。許可が必要な土地の形質の変更として、高さ2メートルの切土より高さ1メートルの盛土の方が厳しい基準となっているのは何故でしょうか?切土は、土地を削るだけで地盤自体に変化はありませんが、盛土の場合は元の土地の上に外部から持ち込まれた土砂がかぶさるため、液状化現象を起こしやすい埋立地と同様に地盤が弱くなるからです。したがって、切土の宅地の方が安心して住めるでしょう。